安価で高機能で仕様フルオープン!iPhoneで自宅にある赤外線リモコンを操作できる「IRKit」
先日、自宅にあるリモコンを操作できる「iRemocon WiFi」をご紹介しましたが、買い切りで全ての機能を使えるもっと安価なクラウドリモコンシステム「IRKit」がありました。GPS連動機能などは付いていませんが、その分、コアな機能に注力していて、しっかり造られている感があります。また、SDKを使えばAPIを使って簡単に接続できたり、ハードウェアも公開されていたりと、ギークな方なら自分だけのリモコンをゴリゴリ開発できちゃうかもしれません。
iPhoneを使っている人であれば超簡単に設定可能
「IRKit」を動かすために必要なものは2つです。
- 自宅に置くWi-Fiルーター
- IRKitシンプルリモコン(専用iPhoneアプリ)
まずは Apple Store から無料アプリである「IRKit」をダウンロードします。
最初に「IRKit」本体を、自宅のWi-Fiルーター経由で手持ちのiPhoneと接続させます。その後、アプリの設定に従っていくと、自宅のWi-Fiルータのパスワード情報等がIRKitに転送されて、これで「IRKit」がWi-Fiルータに接続できるようになります。
ここまで設定が完了すれば、iPhoneがインターネットに繋がっていれば、自宅においてある「IRKit」を操作ができる状態になりました。
あとは、自宅のリモコンを「IRkit」に覚えさせれば、外出先からリモコンを自由に操作できるようになります。
- テレビ(オン、オフ)
- 照明(オン、オフ)
- エアコン(オン、オフ、モード切替、温度UP、温度DOWN)
などなど、リモコンのボタンを押した時に発せられる赤外線の情報さえ記憶させれば、リモコンを押した時にできることは、インターネット環境さえ繋がっていれば、いつでもどこでもiPhoneでできるようになります。
下記の紹介動画の後半でも、初期設定方法の流れが紹介されているので、文字だけだとよくわからない!という人は合わせてご確認下さい。
初期費用:7,700円で全ての機能がずっと使える
以前に紹介した「iRemocon WiFi」はGPS機能がついていたりと高機能ではあるものの、本体価格が2万円以上するのと、下記機能を使うためには有料会員として月額300円を支払う必要があります。
- 音声認識機能
- 外出先からの操作
- GPS連動機能で家電をコントロール
外出先からの操作ができないと、正直言って使う意味はほとんど無いと思うので、ちゃんと使うなら毎月300円払うのは必至では無いでしょうか。GPS機能は魅力的ですが、正直ちょっと高いなぁという印象。
あと、本体やアプリのデザインも「IRKit」の方がシンプルで使いやすそうな印象を受けます。(ここらへんは個人差があるかもしれませんが)
「IRKit」であれば、Amazonで7,700円支払えば、あとは全ての機能を追加費用なしで利用することが可能です。また、外部に仕様も全面的に公開しているので、今後サードパーティ製のサービスが出てきてもっと便利になることも期待できます。ギークになれれば自分でもっと便利なリモコンアプリを作ってしまうこともできたりします。
API仕様やSDKに関する情報は下記の公式サイトで確認できます。
2つを見比べてみましたが、GPS機能が高いコストを支払ってもどうしても欲しい!という人以外は「IRKit」の方が圧倒的にオススメだと思います。
ちなみに、以前に紹介した「iRemocon WiFi」の記事はこちらです。
あとがき @aiza_waiさんをフォロー
あけましておめでとうございます!といいつつ、今年は海外で年越しという生まれて初めてな贅沢をしているので、この記事は予約投稿です。正直言って実用的にはそれほど求めていないのですが、iPhone1つで全てをコントロールできるリモート感はたまらないなぁと。今月に引っ越しを控えており、新居で導入しようかどうか悩み中です。