2018年に実用化予定!パナソニックが開発した砂漠に緑を生み出す水をはじく魔法の砂「撥水砂」
本日ご紹介するのは、パナソニックが開発した水をはじく砂「撥水砂」です。普段の生活では利用イメージが湧かないかもしれませんが、砂漠地帯でも農業が可能になるなど、この砂、実は世界を救う大きな可能性が秘められています。現在は、2018年度の実用化を目指して継続して研究開発が進められています。
水が染み込まない魔法の砂「撥水砂」
このパナソニックが独自開発した水をはじく不思議な砂「撥水砂」は、現在京都大学と共同で実用化に向けての研究開発が進められています。
水を通さない仕組みとしては、砂粒の表面に撥水コーディングがされているという分かりやすい作りですが、層にすれば水をほぼ通さないそうで、この砂を地下に流し込んで層を作れば、水を自然に貯蔵することができる地下ダムが完成するというわけです。
例えば乾燥した砂漠のような土地でも、貴重な雨水を地下ダムの仕組みで貯めることによって、植物を育てることが可能となります。これまで、砂漠の緑化には保水シートを引くアプローチが一般的でしたが、シートを引いた場合、空気の通りが悪くなるため、保水性の代償として通気性を失ってしました。しかしながら、撥水砂であれば保水性に加えて通気性も保たれるので、植物の呼吸を妨げることもありません。
また他にも、汚染水のブロックに応用できるなど、色々な可能性を秘めています。実用化まではもう少し時間がかかりそうですが、期待度の高い技術ですね。
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パナソニックはいろいろな事をやっているイメージはありますが、こんな研究開発も秘かに進めていたのですね。砂漠で農業ができるのが当たり前の時代もいつかやってくるのでしょうか。非常に未来を感じる技術なので、タイムリーというわけではないですが、紹介してみました。