いーとてくのろじ

It is IT news out of curiosity.

iPhone6 / iPhone6 Plus の高速通信をいち早く体感するならauの一択で決まり!

このエントリーをはてなブックマークに追加
このエントリーをはてなブックマークに追加

記事を読む前にポチ・ポチッと応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 ニュースブログ ITニュースへ

12日の夕方17:30頃に Apple Store で予約した iPhone6 Plus の出荷は10月初旬とのこと。わくわくしながら待っている今日この頃ですが、iPhone6 / iPhone6 Plus が対応している「150メガビット高速データ転送」とLTEより周波数効率の高い「TD-LTE」は日本の各キャリア(Docomo、KDDI、ソフトバンク) によって対応状況が違います。本日は、各キャリアの新しい通信への対応状況についてまとめます。iPhone6 / iPhone6 Plus の能力をフルに活かす為に、どのキャリアにするかを改めて検討する事をお勧めします。

 

f:id:aiza_wai:20140914132303p:plain

 

KDDIの対応状況が一歩リード

結論から言ってしまうと、KDDI(au)の対応状況が一歩リードしています。

iPhone6 / iPhone6 Plus は、異なる周波数を同時に利用できる仕組み「キャリアアグリケーション」に対応していますが、これに先駆けて対応しているのがKDDIです。このキーワードは、最近CMでもよく出てきますね。

KDDIが持つ周波数の内、iPhoneに対応しているのは2GHzと800MHzとなっていますが、それぞれの受信最大速度を75Mbpsjにして「束ねて同時に使う」事で、受信最大速度150Mbpsを実現します。

KDDIは基地局の整備計画を前倒しており、年内に現在の1万局から2万局に増やす計画とのこと。先読みして動いているKDDIが一歩リードしています。

更に、KDDIの強みとなるのが新しくiPhone6 / iPhone6 Plus で対応された「TD-LTE」(Time Division Long Term Evolution)にも対応しているということ。

iPhone5S以前では、従来「FDD-LTE」(Frequency Division Duplex  Long Term Evolution)という方式が用いられていました。これは、上りと下りの通信を同時に行うために上り下りそれぞれで異なる周波数帯を利用する方式です。

一方で、今回新たに採用されたTD-LTEは、同じ周波数帯を極めて短い単位時間で上り下りを交互に切り替えて通信する方式となります。分割した単位時間を上下どちらの向きにどのくらいの割り当てるかを変更することで、上りの通信をある程度犠牲にして下りのスピードを高速化するなど、柔軟な速度変更対応ができるようになります。そして、このTD-LTEの中には「バンド41」と呼ばれる2.5GHz帯が含まれており、より大きな周波数帯で通信を行う事ができます。この通信方式は中国市場でも推進されており、今後拡大が予想される通信方式です。

現在の日本では、KDDIが「WiMAX 2+」、ソフトバンクが「Softbank 4G」としてサービス展開をしています。

2GHzと800MHz、さらに「TD-LTE」の2.5GHzも使えて、キャリアアグリゲーションも実現可能なKDDIが通信面では他キャリアを圧倒して一歩リードしています。現時点では、iPhone6 / iPhone6 Plusの高速通信を最も安定的に利用できるキャリアになりそうです。

 

ちなみに、9/8にマーケティング会社のイードが最新のネットワーク速度比較調査結果を発表しており、その中でも下りについてはKDDIが全国平均トップ、45都道府県中30都道府県でトップという、圧倒的なスピードと安定性を見せています。

 

 

人口が密集してトラフィックが集中する場所でも、繋がりやすい帯域にスイッチして、安定性とスピードを実現しているそうです。キャリアアグリケーション、おそるべし。この結果は最新のAndroid端末を使っていますが、おそらく iPhone6 / iPhone6 Plus でも同様のパフォーマンスが発揮されると思います。 

 

Docomoも150Mbpsを使えるが範囲は狭い、TD-LTE対応ナシ

ドコモも150メガビットを実現できる基地局を持っていますが、iPhone6 / iPhone6 Plus 発売のタイミングでは、東京・名古屋・大阪といった主要都市でしか利用ができません。

また、対応基地局を増やす予定はありますが、2014年度末までに2000局の目標に留まっており、利用可能領域が今後広がっていくとは言い難いです。キャリアアグリケーションの対応も2014年度中となっており、加えて、TD-LTEの対応も今のところ無いので、どの観点からもKDDIに遅れを取っています。

 

ソフトバンクはTD-LTE対応はあるが、最大110Mbpsの通信速度

「Softbank 4G」のサービスとしてTD-LTEには対応しているソフトバンクですが、残念ながら150メガビットの通信網を持っていないため、新iPhone6 / iPhone6 Plus では最大110メガビットでの通信となります。キャリアアグリケーションについても、 整備中であり2015年以降の対応です。

 

まとめ

と言う事で、通信面で見たら、KDDIが圧倒的ですね。発売日からiPhone6 / iPhone6 Plus の能力を最大限に引き出したいのであれば、au一択で決まりでしょう。私は現在ソフトバンクですが、これを機会にauに引っ越すか真剣に悩んでいます。キャリアのメールもほとんど使っていないし、そんなに実害は無いはず。移動したらこれを機会にauウォレットも作って...ってもう、KDDIの思うツボです。

 

あとがき 

画面サイズが大きい iPhone6 Plus は注文が殺到しており、既に1ヶ月以上待ち状態になっているそうな。ちなみに、故ジョブズ氏は「指が届くサイズ感」にこだわってiPhone4S時代までのサイズ(960×640ピクセル、326ppi)にしていました。確かに、iPhone5に変えた時は、指届かないなぁ〜ちょっと疲れるかも、と感じていましたが、一度大きくなってしまうと、やっぱりもっと大きい方がいい!と思ってしまっている今日この頃。この人気ぶりを見ると、日本人は大きい画面が好きなんですかね。うーん、到着が待ち遠しい。