DeNAが匿名投稿アプリ「Rumor」を公開!これを機会に最近何かと出てくる匿名アプリについてまとめてみました。
DeNAが実際の友人とあえて匿名でつながるアプリ「Rumor」をiOS向けに公開しました。SNSの友人や電話帳に登録されている友人と、あえて匿名性を保ったままコミュニケーションをとることができるアプリです。実名の代名詞であるFacebookは伸び悩む一方ですが、最近何かと増えている匿名アプリ。これを機会に、どんなものがあるのかをまとめてみました!
リアルな友達と匿名でつながるアプリ「Rumor」
DeNAがリリースした「Rumor」は、リアルな友達と匿名性を保ちながらコミュニケーションができるSNSです。投稿は匿名で、でもコメントは誰だか分からない友人から来るので、共通の話題でコミュニケーションができるとか。投稿内容で誰が投稿したのか分かってしまいそうな気もしますが、そこを分かるか分からないかギリギリの線であげながらもコミュニケーションを楽しむのがオツな使い方なのでしょうか。
さすがDeNAが出しているだけあって、現在出ている国内の匿名SNSと比較すると、デザインやUIはしっかりイマドキ仕様で作り込まれています。
その他の匿名アプリ
世界の匿名アプリ
Sercret
Sercretも、個人を特定する要素が存在しないクローズドなSNSです。批評や判断される心配なく自由に自分の意見や感情を表現することができます。シリコンバレーでは匿名でテック系のゴシップ発信地になっているとか。但し、微妙なつながりはあって、サインアップ時に電話番号かメールアドレスが必要であり、加えて、連絡先データを自動抽出してSercret上で「誰だか分からない友達」としてつながる機能を持っています。つながりの仕様や要素は「Rumor」に近いです。もしかしたら、知り合いで使っている人が少ないと、絞り込まれて特定できてしまうかも?
Whisper
Whisperは、そっと、自分だけの秘密を打ち明けるためのアプリです。今の気分の画像をと言葉を添えたカードのようなものを作って、Whisperのタイムラインに流します。Instagramのように画像の加工もでき、気に入ったささやきを各種サービスに共有することも可能です。アドオンを購入すれば、ユーザー同士でプライベートメッセージを送り合ったりすることもできるとのこと。匿名による本音トークからのつながり、という発想は面白いですね。
日本の匿名アプリ
ilka
完全匿名で独り言をつぶやくアプリです。メッセージは一定時間経過後に自動で削除される仕様になっています。相手の言葉にもリプライする事はできず、応援・共感などのボタンでゆるーく気持ちを伝えます。まさに「つながらない」SNSです。スクエアグリッドな画面に独り言がぎっしり詰まって、周りを気にしない本音なつぶやきを見ることができます。
KIBUN
周りとつながらず、定型文シールを使って日常のちょっとした気持ちをペタッと発信できるアプリです。ちょっとした感はいい感じに出ています。見られた回数や投稿回数でキャラクターが変化したりする遊び心もアリ。気になる相手とは、1:1でやりとりすることも可能です。
なんとなく、アイコンがライフログアプリの Mr MOOD と似ています。というか、間違い無く参考にしている気がします。
nixi
他の匿名SNSとはちょっと毛色の違う「憎いと感じたものを写真におさめて共有する」というコンセプトを持った匿名SNSアプリ。好き勝手に陰口を叩く事ができる場を提供するという、ある意味ちょっと恐ろしいアプリです。憎しみを投稿するユーザーを「マイニク」に登録するそうな。憎しみ投稿時に、写真も合わせて投稿することができますが、その際に、モザイクなど憎しみを演出できるフィルターをかけることもできます。かなり悪趣味なアプリですが、気になる方はちょっと覗いて見てみては?
あとがき @aiza_waiさんをフォロー
もともと、ネットは匿名から始まったものだと思うのですが、実名の流れが生まれて、いい事しか書けなくなったら幸せの演出に疲れ始めて、また匿名の流れが出てきて、ってなんか面白いですね。今の匿名アプリも匿名に依り過ぎている感もあるので、実名と匿名のバランスの取れた第3のSNSが出て来たら、意外とニーズがあるかも?そういう意味では、Twitterはなかなかバランス良いですね。