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米Amazonもモバイルカード決済へ参入!業界最安手数料「2.5%」と手厚いサポートで同業者を差別化

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Square、Paypalに続き、Amazonもカードモバイル決済市場に参入です。米Amazonは8/13にカードリーダー式モバイル決済システム「Amazon Local Register」を発表しました。手数料は「2.5%」で、米Squareの2.75%、米Paypalの2.7%よりも安いです。Amazonならではの手厚いサポートサービスを武器に市場に参入します。まずは米国からですが、いずれ日本にもやってくる可能性は高そうです。

 

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Amazon Fire OS にも対応したカードリーダー

「Amazon Local Register」はSquareやPaypal Hereと同様のカードリーダー式モバイル決済システムです。

  • スマホやタブレット端末に差し込むカードリーダー
  • Amazonから提供される無料のアプリ

で構成されます。

 

対応OSは、Android、iOSに加えて「Amazon Fire OS」に対応しているのが特徴です。Visa、Master、American Express、Discoverのクレジットカード・デビットカードでの決済をサポートしています。

 

カードリーダー価格はAmazonで10ドル、小売店向けツールセットも販売

初期費用として、Amazonで10ドルで販売されているカードリーダーの購入費用がかかります。

 

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カードリーダー以外にも小売店向けのツールセットも販売しています。Amazonのタブレット「Kindle Fire HDX」、キャッシュケース、無線レシートプリンターのセットで599ドルです。

 

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ちなみに、Squareでも同様のツールセットが販売されています。

 

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Squareの場合は、キャッシュケースと無線レシートプリンターのセットのみで599ドルの価格設定なので、Amazonの方がタブレット1個分お得な価格設定になっています。

 

手数料は「2.5%」でSquare、Paypalより安い

米国でのSquareの手数料は2.75%、Paypal Hereの手数料は2.7%です。(ちなみに日本ではSquareが3.25%、Paypal Hereが3.24%になっています。)後発とあって「Amazon Local Register」の手数料は先行するSquare、Paypal Hereよりも安い「2.5%」に設定されています。加えて、2014年10月31日までに加入すれば2016年1月までは決済手数料1.75%で利用する事ができます。さすがAmazon、1.75%はなかなか強気な料率設定です。

 

電話・ビデオチャットによる充実したサポートサービス

電話でのサポートの他、Amazonのタブレット「Kindle Fire HDX」やAmazonのスマホ「Fire Phone」からMaydayボタンによるサポートが受けられます。Maydayボタンとは、Amazon端末を利用している人が使える24時間対応のビデオチャットサポートです。

応答待ち時間は平均9.75秒とのこと。手厚いサポートサービスは同業者との差別化要因になりそうです。

 

あとがき 

巨人の参入は業界に大きな影響を与えそうです。日本に来た時にどのくらいの料率になるのかも気になります。下記の記事を読み初めて知りましたが、Amazonって実は貸金業も行っているのですね。いつの間にか、お金周りのサービスにじわじわと浸食してきています。