Chrome拡張にGoogle公式のデータセーバーのベータ版が登場!但し、PCでの利用は慎重に。
Google Chrome のダウンロードデータを圧縮できる公式のChrome拡張「データセーバー」が新登場しました。もともとモバイル版Chromeに搭載されていたこの機能。Chromeヘビーユーザーなら思わず飛びついてしまいそうですが、β版のため、まだバグも少なからず含まれているようなので、導入は慎重に行った方が良いかもしれません。
もともとモバイル版「Google Chrome」に搭載されていたスマホ向け機能
Googleが新たにChrome拡張機能として出した「データセーバー」は、もともとAndroidやiOSで使われるモバイル版の Google Chrome に搭載されていた機能です。回線の細いモバイルでの利用となると、データ転送量は死活問題。出来る限り圧縮して転送することで、ダウンロードするデータ量を抑える仕組みです。
SSL対応ページやシークレットモードでは利用できないので、適用範囲は限定的ではありますが、最近はデータ転送量の上限が決まっているモバイルの契約が主流なので、転送量をカットしてくれる機能は万人に重宝するでしょう。但し、特定のサイトでこの機能が原因で誤作動を引き起こすリスクもあるので、そのことは頭の片隅に入れて使っておいたほうが良さそうです。モバイル版のGoogle Chromeをよく使っている人は、利用を検討してみてください。
Chromeデータセーバーについてもっと良く知りたい人は下記をご覧下さい。デバイスを跨いで、データセーバーについて説明されています。
Chrome拡張機能としてPC版Chromeブラウザに登場
モバイル版Chromeでは設定画面から有効化することで利用できたこの機能ですが、PCでは拡張機能を個別にダウンロードして使う形となります。
拡張機能は下記からダウンロードできます。まだβ版の扱いなので、不具合も少なからず含まれているとは思いますが。
また、どの程度データ量を圧縮できたかをグラフで確認することもできます。
圧縮率はデータの種類によるので一概には言えませんが、平均して20〜40%程度は削減が期待できるようです。
PC版で積極的に利用するかは少し考えてから
モバイル版については通信量削減のために積極的に利用する価値はありそうですが、PC版の場合、導入は少し考えてみた方が良いかもしれません。自宅で容量無制限のネット契約をしている場合であれば、恩恵を受けるのはデータ量を圧縮したことによってダウンロードスピードが向上するという点かと思いますが、仕様上引き起こしてしまう特定のWEBページでの誤作動や、バグも含まれていると思うので、デメリットの方が大きいかもしれません。
但し、モバイル用としてノートPCを使っていて、よくテザリングして繋いでいる人であれば、データ量削減の恩恵をダイレクトに受けることができるので、導入効果は高いでしょう。
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と、いうことで、ダウンロードはしましたが、普段はオフにしておいて、大量データをダウンロードする時のみオンにして使うことにしました。忘れなければ、ですが。