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企業によって速度にバラつき!格安SIM・格安スマホのMVNO回線速度は本家ドコモより遅かった...

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格安スマホ・格安SIMで使われるMVNO回線。一部の企業を除き、現在はほとんどがドコモの回線を間借りしてサービスを提供しています。そのため、理論値としてはドコモと同等のスピードが担保されるはずですが、MMD研究所の調べによると、実際には企業によって速度にバラつきがあることが判明しました。思ったより差が開いていたので、意外な結果でした。

 

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本家より遅く、企業によって速度にバラつき

 

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今回の調査では、山手線の全駅のホームで速度を計測しています。そのダウンロードとアップロードの平均値の結果が上記のグラフです。

調査対象となったMVNOサービス(企業)は、

  • OCNモバイルONE(NTTコミュニケーションズ)
  • IIJmio(インターネットイニシアティブ)
  • b-mobile(日本通信)
  • BIGLOBE LTE-3G(ビックローブ)

の4つです。

 

結果を見てみると、本家のdocomoはダウンロード速度でダントツの31.3Mbpsで、それに追随する形でIIJmioが24.2Mbpsをマークしています。OCNも約20Mbpsのスピードが出ているので、体感としてはそれほど変化は感じられないように思いますが、b-mobileやBIGLOBEは10Mbpsを切っている状態なので、ここまでくると違いが感じられるかもしれません。

アップロード速度については、本家が一番良い結果を出しているものの、どのMVNOサービスでもほとんど同程度の速度という結果となりました。

 

MMD研究所の調査結果は下記のサイトから確認できます。

 

 

MVNOが借りている回線の太さと利用者数が関係?

この速度差の要因としては、各MVNOサービス提供企業が借りている回線の太さ利用者数が関係しているように思います。

IIJmioは早くからサービスを展開しているので利用者数も多いと予想できますが、それでもしっかりとスピードを出しているので、ドコモから他の企業と比べて太めに回線を借りているのでしょうか。b-mobileやBIGLOBEや利用者数に対して、回線の太さが足りていない印象です。OCNモバイルも、今後利用者数が増えたら同じような状態になるかも?

あくまで想像の範囲を超えないので、「?」を取り外すことはできませんが、これだけスピードに差が出ていると、いかに料金が安い格安スマホ・格安SIMと言えど、しっかり調査して検討しなければなりません。今後もどんどんMVNO業者は増えていくと思われるので、よりしっかりした目を持つ必要があります。

 

あとがき 

格安SIMユーザーとしては、速度にこれだけ差が出ているというのはちょっとショックでした。私は今回の調査の中でも比較的高スコアだったIIJmioを使っていますが、今のところ体感的に遅いと感じたことはありません。IIJさんには今後も高品質・高スピードなサービスを続けて欲しい限りです。