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着想は折り紙から。シンプルな見た目にこだわりが詰まった骨組みが無いオールプラスチック傘「Sa(サ)」

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これまでの当たり前のデザインに一石を投じた、まるでCGで作られたかのような見た目の全く新しい傘「Sa(サ)」がKickstarterに登場です。この傘、その見た目だけでなく内部構造も画期的。日本の折り紙から着想を得て、骨組みを一切使わず、全てプラスチックで造られています。

 

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日本の折り紙から着想を得たオールプラスチックの傘

 

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見た目もクールで近未来的な「Sa」ですが、その一番の特徴は内部構造にあります。一般的な鉄の骨組みの代わりに、Saの内部には傘と同じ素材で造られた「ガイドパネル」が装着されています。傘を広げる時は、このガイドパネルがぐっと広がることで傘を内側から押し広げる形になります。この仕組み、日本の折り紙から着想を得て造られたそうです。素材もリサイクル可能なプラスチック1種類のみで造られているというこだわり。傘地もガイドパネルも柄も中の棒も全てプラスチックです。

 

ひねると開き、引っ張ると閉じる

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スプリングが棒の中に内蔵されていて、柄の部分をひねると開き、柄の下側を引っ張ると閉じます。また、傘地にはマグネットが内蔵されていて、折りたたみ時はまとめやすくなっているそうです。機能面においても、このシンプルな見た目の中に、実はかなりのこだわりが詰まっていることが分かります。

 

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折りたたみ傘もある

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ノーマルタイプから2~3ヶ月遅れて、折りたたみ傘も登場する予定です。個人的にはこっちの方が欲しいかも。

 

出資金は既に目標額の3万ドルを超えて、約13万ドルが集まっています。89ドルの出資でSaを1本入手することが可能です。(海外発送の場合、送料20ドルが必要)

 

現在、プロトタイプが完成し、生産に向けての準備に取りかかっている段階とのこと。生産が完了して出資者の元に届くのは、だいたい2015年2月~3月頃になる見込みです。出資期限は12/1までとなっているので、気になる方はお早めにどうぞ。

 


Sa™: The Umbrella Reimagined by Justin Nagelberg & Matthew Waldman — Kickstarter

 

あとがき 

折り紙と言えば、先日折り鶴を折る機会があったのですが、折り方を完全に忘れていて地味にショックでした。使わないことは、脳の中からどんどん消えていくのだなぁと。受験勉強で散々使った解の公式とかも、既にパッと出てこない...