画像認識で計算しておまけに途中経過も表示してくれる次世代電卓アプリ「Photo Math」
一次方程式を勉強中の学生に嬉しいアプリが登場です。画像認識ソフトを開発・提供するMicroBlink社はスマートフォンのカメラで写した数式を画像認識・解析して解いてくれるアプリ「Photo Math」をリリースしました。最終的な結果だけでなく、可能であれば途中経過も示して表示してくれます。まだまだ簡単な計算しかできませんが、今後の発展に期待が持てるアプリです。
カメラをかざせば答えが浮き出る
「Photo Math」の使い方はとても簡単です。解きたい数式にカメラをかざせば、アプリ内に答えを表示してくれます。使い方は下記の説明動画を見るとすぐに分かるかと思います。
PhotoPay web animation - YouTube
現在、「Photo Math」が対応している数式は下記の通りです。
- 四足演算
- 少数
- 分数
- 冪乗(累乗)
- 冪根(累乗根、ルート)
- 簡単な一次方程式
まだまだ比較的簡単な計算しかできませんが、今後もっと複雑な計算にも対応していくかもしれません。(ただ、そうなるともはや画像認識の仕事では無く計算の世界の仕事になる気もしますが)
今のところ、一次方程式を勉強中の学生にはとても便利に使えそうです。
可能であれば途中式も表示してくれる
さらに「Photo Math」の嬉しいところは計算の途中経過をアプリで表示してくれるところです。通常、電卓の場合はさらりと計算結果を表示するだけですが、解き方のステップが表示されることで、正しい理解にもつながります。
カンニングで使われてしまうのでは?という心配も無いわけでは無いですが、電卓と同じ位置づけで考えてみると、より便利で生産性の高いツールになる可能性を秘めたアプリだと思います。
現在はiOSとWindowsPhoneでアプリが提供されています。Android向けアプリは2015年の早期にリリース予定とのことです。
あとがき @aiza_waiさんをフォロー
ITの仕事をしているのでそれなりに計算することは多いですが、学生の頃の嫌になるほど計算していた記憶と比較すると、だいぶ減ったなぁと。もともと暗記したものはすぐ忘れるタイプでしたが、解の公式とかもうパッと出てこないですね。たまには学生の気分に戻って数学の問題とか解いてみるのも、脳にとって良い刺激になるかも。