スマホもウイルス対策!トレンドマイクロ「ウイルスバスターモバイル」が最新版でiOSに対応
OpenSSLの脆弱性問題の熱が未だに冷めない今日この頃。セキュリティ施策が、今後ますます注目されてきそうです。そんな中、トレンドマイクロの「ウイルスバスター」のモバイル版がiOSに対応しました。
ウイルスバスターモバイルがiOSに対応!既にダウンロードは可能
トレンドマイクロは、スマホ端末向けセキュリティソフト「ウイルスバスター モバイル」の最新版を17日から店頭販売を開始します。最新版では、これまで対応していたAndroid OSに加えてiPhone&iPad(iOS)に対応しています。
ダウンロード版は、下記ショップで既に提供中です。
- トレンドマイクロ・オンラインショップ
- Google Play
- App Store
アプリ内課金の仕組みを採用していて、ダウンロードは無料でできます。1年版は3,065円、2年版は5,637円の料金がかかります。
ちなみに、そっくりな名前で「ウイルスバスターズ」という無料ゲームがあるので注意してください。今月は、このゲームのダウンロード数もミステイクで若干上がってそうです。
ウイルスバスターモバイルの気になるiOS版機能
追加されたiOS版では、
- フィッシング詐欺など不正なWebサイトへのアクセスを防止するWeb脅威対策
- iOS不正アプリ検知
- Jailbreakを検知しユーザーに知らせる機能
- 盗難・紛失時にリモートで位置捜索とアラームを鳴らせる機能
- 連絡先情報のクラウドバックアップ機能
などを搭載しています。
リモート位置捜索やバックアップ機能はApple標準でも付いているので、有効に利用できそうなのはWeb脅威対策や不正アプリ検知ですかね。Appleの審査はそれなりにしっかりしているので、不正アプリというのがどういう基準で見つけ出されるのかは気になるところです。Jailbreakお知らせ機能は企業で使う際には非常に有用ですが、個人ではあまり使わない気がします。
AndoroidOS版の新機能
Android OS向けには、新たに
- 不正アプリのクリーナー機能
が追加されました。この機能はアプリの管理画面からアンインストールするだけでは削除できない管理者権限を取得する不正アプリを駆除してくれるそうです。
スマホのウイルス対策はまだまだスタンダードとは言い難い状況ですが、これからもスマホ市場はどんどん活性化されていく事は間違いないので、いつの日か、Windowsのように無くてはならない存在になるかもしれません。