胎児の画像を3Dで撮影、電機メーカーと病院が連携
胎児の画像を立体的にプリントするサービスが、静かな評判を呼んでいます。
電機メーカーのパイオニアが、都内の病院と連携して試験的に始めているそうです。指しゃぶり、グーチョキパー、笑顔…。おなかの中で見せる豊かな表情を1枚のフィルムに記録することができ、妊娠中の思い出づくりや記念品として多くの親達に喜ばれている
「ぷりホロ」と名付けられたサービスは、3Dホログラムという技術を応用しています。超音波エコーで撮影した胎児の画像データを、専用のプリンターでフィルムに記録してます。太陽や発光ダイオード(LED)の光などを当てると、立体的な3次元の画像として浮かび上がる仕組みです。
サービスは昨年11月、東京都港区にある丸茂レディースクリニックで試験的に開始されました。これまでも妊婦に胎児の画像を提供することは一般的にあったが、平面(2D)で白黒のものが主流とあって、表情などの細部は確認しづらかったようです。
パイオニアによると、これまで数件の利用実績があり、アンケートでは「生まれてくるのが楽しみ」「いい記念になった」などの声が寄せられている。撮影のためだけにクリニックを訪れた妊婦もいたそうです。
料金は1万円からで、ぷりホロに問い合わせれば利用が可能です。