人気プログラミング言語分析結果とRailsのススメ
ソーシャルリクルーティングサービス「Wantedly」が人気プログラミング言語分析の結果を発表していました。Railsフレームワークの人気もあって、Webスタートアップ系の企業ではRubyの選択が増えています。個人的にも、Ruby(Rails)は最も好きな言語(フレームワーク)です。Ruby on Railsのススメと合わせて、各言語の傾向をご紹介。
Webスタートアップ系はRuby(Rails)の採用傾向に
この人気プログラミング言語分析はWantedlyに登録されている企業約3,690社の内、使っている言語を掲載している企業390社が対象となっています。「会社の創業年度別」に使用している言語の統計が取られています。
2005年はJavaやPHPが優勢でしたが、ここ数年ではRuby on Railsフレームワークを採用する企業が増えていることもあり、Rubyの割合が増えてきています。
PHPはやや減っていますが、こちらもCakePHPなどフルスタックのフレームワークの登場もあって、まだまだ採用する企業は多いようです。
一方で、これまで不動の地位を築いている感のあったJavaは減少傾向にありますね。Wantedlyに登録されているのはWebスタートアップ系が多いので、大手企業ではまだまだいい意味で枯れた固いJavaを採用するケースは多いでしょうが、全体的な傾向として減っているのは間違い無いかと思います。
Objective-Cは2008年以降から横ばいといった感じですが、今後はAppleから新登場した言語であるSwiftに置き換わっていくことが予想されます。
Ruby on Rails のススメ
個人的にもRailsは超お気に入りのフレームワークで、嬉しい事に最近では仕事でRailsを使う機会にも恵まれています。
ちょっと古いですが、Rails3時代のRails本まとめをブクログにあげているので興味ある方はどうぞ。
このまとめ記事をあげたのは2013年11月ですが、1年経たずにRails世界のスタンダードは結構変わっています。現在ではRails4が安定し始めているので、これから新しく学びたい人は、最近発売されたRails4関連の本で学ぶのがオススメです。
実践的に学べて作れる一冊としては下記がオススメです。
実践Ruby on Rails 4 現場のプロから学ぶ本格Webプログラミング
- 作者: 黒田努
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
Rails4で新たに導入された、
- ControllerとModelの中間的な位置付けのServiceの考え方
- Fat Modelから関心事を分離するConcernの使い方
- Mass Assignment脆弱性対策記載のModelからControllerへの変更(StrongParameters)
- find_by推奨の流れ
などなど、Rails3からの変更点も実例を交えて書かれているので、Rails3とRails4の変更点を知りたい人にとっても、一読の価値はあるかと思います。
それぞれ、なぜ仕様が変更されたのかを考えてみると、色々と見えてくるものがあり、理解が深まります。全体的には Fat Model の流れに一石を投じている感があります。
更に深いRailsの世界に踏み込むなら、下記がオススメです。
前半部分は他の本と比べてもそれほど大差無い内容ですが、後半部分のRailsのインフラ運用やRails4から導入されたConcernやServiceを含む実践的なモデルの使い方、Railsの拡張(プラグインやRack Middlewareの作成)は、他の本にはあまり書かれていない一歩踏み込んだ内容が書かれています。
あとがき @aiza_waiさんをフォロー
去年は本を読んだら必ずブクログに3文まとめを書いていましたが、今年になってブログやサイト作成を始めてからは、すっかりさぼっていました。書く事が増えて、読む事が減ったのは事実なのですが、それでもチラホラ読んでるので、どこかのタイミングでまとめを残しておきたいところ。本のまとめは読んだ直後に書かないと、後がしんどい。