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外国人家政婦規制緩和の時代を先読み!フィリピン人など在日外国人のハウスキーピングサービスを業界最安値で提供する「タスカジ」

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女性の活躍推進を支える施策として、2014年秋から国家戦略特区で外国人家政婦の受け入れを規制緩和する動きがあります。その動きを先取りして、人件費が安いフィリピンの人材を活用するサービスを提供するベンチャー企業が相次いで誕生しています。日本在住の在日外国人をハウスキーパーとして紹介する「タスカジ」を提供するブランニュウスタイル株式会社もその1つ。個人的にも時代が進むにつれて外国人労働者の受け入れは避けては通れない施策になると思っています。時代を先読みするサービスと、今後の日本政府の動向に要注目です。

 

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現在の日本における外国人労働者受入事情

現在の日本の入国管理法令では、外国人家事使用人(ハウスキーパー、家政婦)は外交官など外国人の個人的使用人としての雇用に限定されており、日本人が外国人を使用人として雇うことは原則として認められていません。

しかしながら、下記のいずれかの条件を満たせば日本国内でハウスキーパーとして働く事ができるようになります。

  • 日本に住んで永住権を取得している。
  • 配偶者が日本人である。
  • 留学生であり、就労について一定の許可を受けている。

 

1500円/1h〜で外国人家政婦サービス提供する「タスカジ」

前述の条件に該当する在日フィリピン人を含む外国人をハウスキーパーとして紹介するのが、ブランニュウスタイル株式会社が提供する「タスカジ」です。

国内の家事代行サービスの料金を調べてみると、品質にもよりますがだいたい2000〜5000円/1h程度の料金はかかるので、1500円/1hは非常に安い価格設定です。

 

同社は自身も子育てママである和田幸子さんが大手企業を退職して立ち上げた会社です、自らの課題意識である共働き家庭における「新しいライフスタイル」を実現に必要な社会インフラをITで作るために、会社を立ち上げたそうです。

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フィリピンでは公用語として英語が使われているため、利用者からは「子供に英語を教えてもらいながらフィリピン料理を作ってくれた」など、通常のハウスキーピングに加えて異国の文化に触れながらグローバルな価値を提供してくれるサービスとして人気を集めています。

 

2014年秋には外国人家政婦の受け入れを試験的に開始

安倍首相は2014年4月に経済財政諮問会議、及び、産業競争力会議の場で、

女性の活躍推進の観点から外国人材の活用について検討してもらいたい。

と表明しています。そして女性の就労機会を増やす為、家事などの分野で海外から外国人労働者を受け入れるよう検討の指示がなされ、2014年秋より国家戦略特区で外国人家政婦の受け入れを試験的に開始する事が決定しています。

  • 最低賃金など労働環境を整備する
  • 受け入れを移民政策と誤解されないようにする

など、クリアすべき課題がまだありますが、規制緩和の動きは着実に進んでいます。その中でも、フィリピン人は人件費の安さと英語力で注目されています。

 

あとがき 

考え方はいろいろで、外国人を家政婦として受け入れるべきではないとする慎重論派が多いのも事実ですが、現在と未来の日本の人口ピラミッドや働き方を考慮すると、外国人労働者の受け入れは避けては通れない道だと思います。本格的に規制が緩和されれば、今後は「タスカジ」のようなサービスがどんどん増えてくるのは間違い無いでしょう。