JINSが「JINS MEME」を発表!PCメガネの次は「自分を見るメガネ」でGoogleグラスとは異なる付加価値を提供
JINSが新たなメガネを発表して話題を呼んでいます。その名も「JINS MEME」(ミーム)で、自分を見るためのメガネ。「自分を見る」コンセプトに、仕事中の眼の疲労度や、運転中の眠気、活動量などが計測できるメガネです。現在開発段階で2015年春に発売予定です。2014年秋から開発者向けにAPIも提供されるそうです。
JINS MEME ってどんなメガネ?
ざっくり言うと、自分の目のまわりから分かるいろいろなデータが計測されて、自分のコンディションを確認する事ができるメガネです。鼻パッドと眉間部分から検出される眼電位により、八方向の視線移動とまばたきがリアルタイムに測定されるそうです。眼球運動にともなう眼の周りの疲れや電位差を計測することで、疲れ具合を数値化する事が可能になります。
取得できるデータ
- 瞬目
- 瞬目の時間
- 視線方向(8方向のそれぞれVV/VH閾値データ)
- 3軸ジャイロセンサーデータ / 3軸加速度センサーデータ
データを利用してAPIで取得できるもの
- 精神疲労度
- 眠気
- 歩数/速度
- カロリー
- 姿勢
例えば車に乗っている時など、ドライバーの眠気の兆候を事前に察知して教えてくれる機能などが実装される予定です。
ウォーキングやランニング中に使えば、消費カロリー、速度、姿勢などの運動状態を知る事もできるようになります。
メガネのカタチやスペック
メガネのカタチは
- ウェリントン型
- ハーフリム型
- サングラス型
の3タイプが提供されます。
重さはウェリントン型で約36g。バッテリーを内蔵していて動作時間は約8時間ですが、アタッチメントパーツを装着すると約16時間まで稼働時間を伸ばすことができるそうです。通信は「Bluetooth 4.0」で行われます。
本メガネのデザインは「Audi A6」をはじめとした数々の有名プロダクトデザインを手がけた SW design の和田智さんが監修しています。日常的に使用することのできる「普通のメガネ」としてのたたずまいを保ちながらも、テクノロジーと機能性をしっかりと融合させた機能美を意識したデザインになっています。
もっと詳しい情報を知りたい人へ
下記の公式サイトでイメージビデオを観ることができます。超近代的で、なかなかワクワクする動画になっています。興味ある方は是非。
公式Twitterでは開発状況や先行予約受付情報を随時公開していくそうなので、気になる方はフォローしてみてください。
あとがき @aiza_waiさんをフォロー
自分の事は自分の脳が一番よく分かっている!と言いたいところですが、疲れは無意識のうちに溜まってくるので、数値化して見る事で生まれてくる価値もチラホラありそう。こういう製品の精度がどんどん向上してすごいモノがどんどん生まれてくると、人間の脳はどんどん退化していきそうです。うーん近代的です。