世界の本をみんなでクラウド翻訳!エニグモが「BUYMA Books」をオープン
エニグモは4/7に本やコンテンツをクラウドソーシングで翻訳し、別言語で電子書籍として販売する「BUYMA Books」をオープンしました。Webブラウザ・iOSアプリの両方で利用可能です。
クラウドソーシングとは?
「アウトソーシング」という言葉はよく聞いた事があるかと思います。これまでは、企業などが外部に専門性の高い業務を外注するというのがトレンドでした。
しかしながら、昨今では、インターネットの普及により社外の「不特定多数」の人にそのような業務を外注できる環境が整っています。このようなインターネットを通じて多くの人に仕事が依頼できる状態・環境を総称して「クラウドソーシング」と呼んでいます。
「BUYMA Books」は翻訳専門のクラウドソーシング
エニグモが提供する「BUYMA Books」も、このクラウドソーシングの1つです。
著者・出版社が翻訳したい著作物を希望する言語や希望小売価格を登録しておけば、登録会員の中から翻訳者を募集・選定する事ができます。その後、ネイティブ翻訳者によるチェックを経て、同サービス内のWebストアで電子書籍として販売・配信されるという仕組みです。
WEBアプリケーションの他、iPhoneアプリもリリースしており、Appleストアから無料でダウンロードする事が可能です。
「BUYMA Books」を使うメリットとは?
この翻訳クラウドソーシングプラットフォームを使うことで、著者・出版社と翻訳者それぞれには下記のメリットがあります。
著者・出版社側のメリット
- 翻訳の初期コストが安く抑えられる
- 世界中に本を販売するチャンスが広がる
翻訳者側のメリット
- 翻訳者側にとっては、クレジット入りで好きな本を海外へ紹介できる
- 著者や出版社から報酬を受け取る事ができる
翻訳者へのロイヤリティは売り上げの20%程度が目安としていて、プレオープン時点で数百人が翻訳会員として活動しているそうです。
「BUYMA Books」のこれから
まずは、日本語の書籍や著作物を対象とし、英語圏・中国圏を主要エリアとして販売する予定とのことです。今後は多言語にも対応して、取り扱い数を拡充していく計画です。
エニグモは今回の「BUYMA Books」の他、本家「BUYMA」のサービスも展開しています。こちらは、世界中のバイヤーが貴重な海外ファッションブランド商品を提供するプラットフォームになっています。
日本未入荷の商品や入手困難な海外ブランドアイテムが揃っているので、海外のファッションに興味がある方は、合わせてこちらもチェックしてみてください。