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Facebookが「Oculus VR」を買収!ゴーグル型ヘッドディスプレイ端末での拡張現実提供に注力

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最近ちょっと広告が目立つようになってきたFacebookですが、新たにゴーグル型ヘッドディスプレイ端末(HMD)メーカーの「Oculus VR」を買収しました。新しいコミュニケーションツールとしての「身近な拡張現実」に力を入れるようです。

 

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買収総額は約20億ドル。

Oculus VR は独立した企業として、今後もHMD「Oculus Rift」の開発を続けます。

 

世界をよりオープンに、つながったものにする

 

というFacebookの使命を果たすために、仮想現実がモバイルの次に来ると賭け、今回の買収に至ったようです。

 

「Oculus VR」はクラウドファウンディングによって2012年に生まれたまだできたてほやほやの会社ですが、「ゴーグルを身につける事によって広がる拡張現実の世界」という今までに無い新しい価値の提供から注目を集めていました。

 

Oculus Rift と呼ばれる視界全体を覆うヘッドマウントディスプレイを装着すると、現実世界の光景は一切見えなくなります。その中には拡張現実の全く別の世界が広がります。

例えば、広大な大地が目の前に広がっていたとして、現実世界と同じように首を左方向に曲げて「左を向く」動作をすれば、Oculus Riftの映像も左方向へとずれていきます。同様に、上を向けば空を見渡すことができ、下を向けば地面が見えます。まるで、その場に立っているかのような錯覚を受ける事ができるそうです。

この手の技術はゲーム分野からも期待されており、既に7500台のヘッドセットの注文を受けているとのことです。

ゲーム以外の用途でも「疑似体験」という新しい価値を提供できれば、可能性は無限に広がります。Facebookも新しい「つながり」を生み出す全く新しいコミュニケーション手段の1つとして「Oculus VR」に魅力を感じ、今回の買収に至ったとしています。

 

優れた技術であっても、広く使われるようになるためには時間がかかり、かつ、お金もかかります。今回の買収で「Oculus VR」は資金を潤沢に手に入れる事ができたので、動きはますます加速する予感です。